【沖縄】太陽光発電システムを導入するときの注意点を解説！発電量を増やすポイント

沖縄で太陽光発電システムを導入する際の注意点として、「台風」と「塩害」が挙げられます。それぞれが与える影響は、次のとおりです。

・台風

沖縄は他の地域と比較すると年間に発生する台風の件数が多く、台風の規模も大きくなることが多いため、台風の被害に遭いやすい傾向です。

台風による具体的な被害は、強風や強雨にさらされて「太陽光パネルが飛散する」「太陽光パネルのガラスが破損する」などです。周辺の建物が倒壊したり、飛来物が衝突したりして、太陽光パネルが損傷する可能性もあります。

・塩害

海の近くに太陽光発電システムを設置すると、海水を直接被ったり、海水が蒸発して塩分を含む水蒸気が発生したりして、設備が腐食して劣化します。

太陽光発電システムでは塩害対応の機種もあるため、製品を地域ごとの特徴に合わせて選択するとよいでしょう。

塩害は沖縄に限ったことではありません。しかし、琉球大学工学部准教授の下里哲弘氏の研究により、沖縄は太平洋沿岸部と比較すると約10倍、日本海沿岸部と比較しても約5倍塩害に遭いやすいという調査結果が報告されています。沿岸から500m以内は重塩害地域とされますが、海岸沿いに設置しなくても沖縄はすべての地域が塩害地域のため、太陽光発電システムを設置する場合は注意と対策が必要です。

主な台風対策の仕方は、次の2つです。

・設計と施工の再チェック

太陽光パネルは安全に使用できるよう、耐風圧や取り付け強度などはJIS規格で決められています。しかし、悪徳業者による手抜き工事が問題になっており、設置している太陽光パネルが基準を満たしていないこともあるため注意してください。気になる方は、一度専門業者に相談することをおすすめします。

・保険に加入する

一般的に、メーカー保証は自然災害補償について対象外としています。メーカーによっては補償対象になるケースもありますが、補償内容が不十分な場合は保険に加入しておくと安心です。

塩害対応と台風対策だけでなく、発電量を増やすための工夫も大切です。主な方法として、以下のようなものが挙げられます。

• 日陰にならない場所を選ぶ
• 太陽光パネルの向きを南向きにする
• 標準値は30度といわれている太陽光パネルの角度を、26度にする

※26度は那覇市の場合であり、地域によって多少異なります

主な塩害対策の仕方は、次の2つです。

・塩害対応の機種を選ぶ

沖縄に設置する際は、塩害対応の機種を選ぶのがおすすめです。「溶融亜鉛メッキ」や「耐食性メッキ」を施している機種、塩害地域専用のモジュールを搭載している機種など、各メーカーは塩害に強い製品を販売しています。大和サンエイト株式会社では、メーカーの取り扱いが豊富なため、お客様の状況やご要望に応じて、最適なご提案をさせていただきます。

・こまめな手入れを行う

塩害は塩がたまることで生じるため、塩がたまらないようこまめに手入れすることが非常に重要です。塩害対応でない機種の場合は、「溶融亜鉛メッキ」や「耐食性メッキ」を塗装しておくと手入れがしやすくなります。

太陽光発電システムの設置は、実績豊富な大和サンエイト株式会社へご依頼ください。