【沖縄】蓄電池を長持ちさせたい！家庭用蓄電池を選ぶときの基準は？

蓄電池は電気自動車のバッテリーやスマホ、ノートパソコンなどの様々な用途、分野で利用されており、私たちの生活になくてはならないものです。中でも家庭用蓄電池は小型化されたもので、設置型や持ち運びができるポータブル型、太陽光発電と連携をして使用をするタイプなどの種類があります。

家庭用蓄電池を選ぶときに、住宅に合うかどうかチェックすべき項目をご紹介します。

・蓄電容量

蓄電容量とは蓄電池にためられる電力の容量のことで、蓄電容量が多いとたくさん電力をためられますが、高額です。一般家庭では7～12kWhが一般的であり、4人家族であれば7kWhあるとエアコン、テレビ、照明を使用して、充電をしながら6時間程度は使用できます。

・定格出力

蓄電された電力を、一度にどれくらい出力できるのか表す数値を「定格出力」と呼びます。電化製品を使用するには最低限必要な電力があり、この「定格出力」が低いと複数の電化製品を同時に使用できないため、選ぶ際には注意が必要です。

・使用可能サイクル

家庭用蓄電池は消耗品であり、充放電ができる回数が決まっていることにも注意が必要です。使用可能サイクルは蓄電池の電力量がゼロから最大まで充電して、その電力をすべて使い切るまでを1サイクルとします。

使用可能サイクルは蓄電池の種類によって異なり、使用可能のサイクルが多いことも選ぶ基準の一つです。

・使用場所とサイズ

家庭用蓄電池には屋内用と屋外用があり、蓄電池の設置場所に適したものを選びます。また、最近では家庭用蓄電池のサイズが小型化されてきましたが、サイズによっては予定している場所に設置できないかもしれません。購入前に設置予定場所のサイズを忘れずに測ってください。

・機能

最近の蓄電池は様々な機能があるものが登場しています。例えば、太陽光発電と併用するならパワーコンディショナーを搭載している「ハイブリッドタイプ」を選ぶと、別途購入する必要はありません。

ほかにも、太陽光発電の余剰電力を蓄電して足りないときに使用する「グリーンモード」や、蓄電池の異常や劣化を早期発見するために監視をする「遠隔監視システム」などがあります。

・保証内容

蓄電池はメーカーによって違いがあり、10～15年の保証がついているものが多いですが、万が一のために保証内容を確認してください。

太陽光発電と併用して使用するなら、太陽光発電の1日あたりの平均発電量や余剰電力量、消費電力量を計算して、蓄電容量を選ぶ必要があります。電力会社と深夜電気料金がお得になるプランを契約している場合は、日中と夜間の消費電力量のバランスを見て容量を計算してください。

また、災害時の停電に備えたい方は数日間の家庭での必要な電気使用量を計算して、必要な量を蓄電できる製品を選ぶことをおすすめします。